お知らせ
気密性のいい家を考えるなら必須!【C値】って?
こんにちは!コーディネーターの浦田です!
皆さまの家づくりについての疑問や不安を少しでも解決できるよう、
お役立ち情報や住宅業界の新着情報を発信していく〈お役立ちコラム〉第2弾!
今回は前回のコラムに引き続き、住宅性能についてのお話です。
歴史的な気候変動や光熱費の高騰が問題視されている現代…
住宅はデザインや間取り以上に「性能」を最優先にするべきだ
という考えが主流になりつつあります。
そんな中、住宅性能を示す重要な指標として
【C値】や【UA値】があるのですが、
皆さんは聞いたことあるでしょうか?
今回は【C値】についてわかりやすく解説します!
【C値とは?】
まずは結論から申しましょう!
【C値】とは、『気密性』を示す指標です。
もう少し詳しく言うと、
建物全体の隙間面積を延床面積で割った
『相当隙間面積』のことで、
簡単に言うと、「家の中にどのくらい隙間があるか」を知るための数値を指します。
【C値の測り方】
【C値】は「気密測定器」という特殊な機械を使って測定します。
家の中のドアや窓などを全て封鎖して、圧力差を作り出すことで、外からの気流量を測定。
この気流量をもとに、C値を算出するんです。
【C値の推奨基準は?】
【C値】は「0に近いほど良い」つまり「気密性い」ことを示します。
一般的には、「C値:1.0㎠/㎡以下」だと「気密性がいい」とされています。
この基準は、実は厳密に法律で決まっているわけではないんです。
(※昔は省エネ法で決まっていました)
ですが、弊社も含め多くの住宅会社は、
より高性能住宅な住宅に快適に住んでもらうため
「C値:0.7〜0.5㎠/㎡以下」を目指しています。
【C値が低いと何がいいの?】
【C値】が低い、つまり「気密性がいい」と具体的に何がいいのかメリットを大きくわけて5つ、紹介します。
1.冷暖房効率アップで省エネ!
気密性がいいと、エアコンで温めたり冷やしたりした空気を外に漏らさず、
逆に外の暑い空気や冷たい空気を家の中に入れにくくできるので、
エアコンをガンガンにかけなくても快適に過ごせて電気代を節約できます!
また、部屋の温度を一定に保てるので、ヒートショックのリスクも軽減できます!
2.換気効率がよくなる!
普通の家は、換気をしようと思ったら窓やドアを開けますよね?
でも、窓やドアを開けると他の部屋に漏れたくない音や臭いまで漏れてしまうし、
外から花粉や汚染物質が入ってきてしまい、換気効率がすごく悪いんです。
そこで
気密性がいい家では、できるだけ家の隙間を減らし
常に換気扇を回すことで、
入れたくないものを防ぎつつ、新鮮な空気を取入れて
高い換気効率を保つのです。
3.イヤな臭いや花粉・汚染物質が入ってきにくい!
上記でも書きましたが、家に隙間を少なくすると、
外のイヤな臭いや花粉、黄砂、PM2.5などの
健康被害の原因になる有害物質の侵入も防ぐことが出来ます。
こういった有害物質は年々、種類も量も増えていっていますから、家族のためにも対策しておくべきですよね!
4.長く快適に暮らせてメンテナンスコストも抑えられる!
気密性がいいと、部屋の温度だけでなく、湿度もコントロールすることができます。
そのため、
結露によるカビや湿気によるダニの発生も抑制することができるんです。
結露を防げると、構造材の腐敗や劣化も防げるので、長く快適に暮らすことができ、
住宅資産としての価値も維持することもできます!
5.施工店の施工品質を確認できる!
隙間のない、気密性のいい家を実現するには、
職人さんの高い技術力と広い知識が必要になります。
つまり、
気密性のいい家を建てられるかは施工店・職人さんの腕次第なのです。
なので、この会社は本当にいい家を建ててくれるかな…と不安になったら、
今まで施工してきた家のC値について質問してみてください!
ちなみに弊社はC:値0.7以下を最低基準とし、
最近ではC値:0.18の高気密住宅を建てた実績もあり、
快適な家を建てられる自信があります!
【まとめ】
【C値】について紹介してきましたが、
いかがでしたでしょうか?
ぜひ、見学会やモデルハウスに足を運んだ際は
「この家のC値はいくつなの?」
「おたくのC値の最低基準は?」
と聞いてみてください!
その住宅会社がどの程度住宅性能に力を入れているかわかるはずです!
次回は
住宅性能を示す重要な指標の2つ目【UA値】について紹介します!